金箔の盃

金箔の盃が押入れにしまったままだったので久しぶりに玄関に飾る事になりました。

北島三郎の歌った盃です。昔、大ヒットした曲ですね。

星野哲郎作詩
中村千里作曲

e0063208_753591.jpg

この盃の金箔は僕の親父が塗料を塗り母が貼りました。「盃の字などはは別の職人さんがやりました。

非常にシンキくさい仕事でちょっと貼り方の時間を間違えたりすると金箔の発色が鈍くなったり、
すきま風で金箔がよじれてシワになったりで大変神経を使います。

日の出の勢いで、京都の西陣織りの帯になる物もやっていました、上質な紙に漆を刷毛で薄く塗りひくちを見て貼っていました。その頃、京都から社長さん、従業員の方々も呼んで旅館で宴席を設けました「なかなか親父もやるんやなぁ~って思いました」

金箔の仕事もも数十年続きましたが、景気減速でパタっと止まりました。
良い時代も経験しているので昨今の大恐慌には参ってしまいます。

僕も手伝った事もありましたが「こんな神経がイライラする仕事はできないと諦め蒔絵の世界に入りました。

~まあこんな感じでやっていましたが頑固親父も9月で3回忌を迎えます。

親父が亡くなるまでの2年間は病院ずけで家族も大変辛かったですが母親が気丈で最後まで面倒みていました。

最近たま~に、金箔の仕事が入り久々にやってみました。
小さいアクセサリーなのでなんとか貼れるようになりました。

しかし、両親もこんな難しい仕事をよく続けたなぁーっと今さら感心してしまいました。

ベック&クラプトン
[PR]
by windfusion | 2011-07-13 23:42 | 店主の日記 | Comments(0)